中国でモバイル決済の顧客争奪戦が、ますます激化して
いるそうです。
アリペイとウィーチャットペイの二大巨頭が市場を独占して
きたが、新たなモバイル決済も頭角を現しているそうです。
中国銀聯は2017年12月、QRコードによる
モバイル決済サービスアプリ「雲閃付」を発表、市場に
参入したそうです。
戦場は徐々に範囲を広げており、近年は特に交通機関との
提携において、し烈さを増しているそうです。
中国人民大学重陽金融研究院の董希淼高級研究員は、
「交通機関は地域によって独立している。
中国交通運輸部の統計によると、全国で毎日、約3億人が
公共交通機関を利用しており、巨大な市場と使用頻度の
高さが魅力だ。
各社が必死になって普及活動をしている」と話す
そうです。
一方で、人々の生活にも深く影響しているそうです。
あるインターネット上の質問サイトでは、
「どんな時にモバイル決済があなたの生活を変えたと
感じますか?」との問いかけに対し、3,500件以上もの
回答が寄せられたそうです。
「しばらく使っていなかった財布にカビが生えているのを
見た時」や「友人との会食の会計時、おごるために
互いに伝票を奪い合う方法が、QRコードの読み取りを
邪魔するという方法に変わったと気づいた時」といった
回答が見られたそうです。
中新網のウェイボーアカウントで、出かける際に財布を
持つかどうかについてアンケートを行った結果、回答した
1,018人中41.8%が「持たない」、41.1%は
「持っていくが、携帯電話で支払うことが多い」と答えた
そうです。
携帯電話一つで何でもできる日もそう遠くないそうです。
2018/01/22