中国では何を専攻した学生がもっとも仕事を探し
にくいのだろうか。
マークス社の大学生就職調査報告によると、
アニメ専攻の学生が「学部卒業生の2.5%が
半年後も失業中」として就職難易度で首位になった
そうです。
2008年以来アニメ関係は既に2度も
「失業率が高い専攻トップ10」に入っている
そうです。
もう一つの統計資料によると、この先2~3年は
アニメ関連の人材ニーズは35万人に達し、かなりの
不足状態になるということです。
■仕事は探しにくく人材は見つけにくい
北京のある大学でアニメを専攻した男性は、
自らが制作に参加した短編アニメーションが
「中国(北京)国際大学生アニメ祭」で優秀賞
を獲得した事がある。
学校を卒業しても彼の仕事はまだ決まっていない。
100名の同窓のうち、既に仕事が決まったのは
十数名にすぎず、しかも大多数は本来の専攻内容に
合ったものではない。
「大学四年間でわれわれはアイデア創出、
シナリオ制作、演出などの養成教育を受け、
その目標とするところは高度の創作型の人材
だった。
3分~5分の卒業作品のために構想から制作まで、
2年から3年の時間を費やした。
ところがアニメ制作会社に入ると、われわれは
生産ライン上の機械工になってしまうのだ」
一方、アニメ制作会社は「人材が見つからない」
事について悩んでいる。
王超氏は北京完美時空網絡技術有限公司の
アニメ前期設計部経理で、2カ月を過ぎても
予定している5名のデザイナーの席は依然として
空席のままだ。
「応募者が本当に少ないうえ、応募者の条件と
提示の仕事内容に大きな開きがある」と語る
そうです。
■アニメが好きな事とアニメを制作は別のこと
清華大学美術学院の呉冠英教授は、「若い中国人が
アニメの仕事を選択する際には普遍的な間違いが
存在する」と語り、日本のアニメの影響を受けた
彼らはアニメが好きではあるようだが、アニメが
好きな事とアニメを制作する事は完全に別の事
であると主張した。
アニメ制作は実際のところ苦しい仕事であり、
収入も想像するほど高くない。
この事について多くの学生が充分な認識の準備が
できていないと語る。
呉冠英教授は「学校・学院は基本的な能力を養成し、
産業の需要に合致したアニメ人材を養成する
だけであり、実際に理想を実現し、優秀な
アニメーション製作者となるためには、仕事を
通して一歩一歩の練磨が必要になる」と強調した
そうです。
2010/07/30